9月6日、イタリア・セリエAのローマは「拡大の一歩を続ける難民問題に対処する資金を調達するため、“Football Cares”という計画を立ち上げることを決めた』と発表した。

ハンガリー国境でトラックに閉じ込められた71名もの死体が発見されたり、トルコのビーチに打ち上げられた男児の遺体が映像や写真で捉えられたりと、難民問題はヨーロッパを震撼させている。

サッカー界も既にそれらの問題に対して動き出しており、バイエルン・ミュンヘンやレアル・マドリーなど多くのクラブが支援を行うことを発表している。

そして今回ローマも支援に動くことを発表した。

これはただ資金をクラブが寄付をする形ではなく、ローマが主導して一つのコミュニティを形成し、オークションやファンによる寄付も含めて資金を調達するというシステムになる。

クラブの会長を務めているジェームズ・パロッタ氏はこの立ち上げに関して多額の資金を提供しているとのことだ。

このプロジェクトを通して得られた資金については4つの慈善団体、UNHCR、セーヴ・ザ・チルドレン、IRC、赤十字に均等に分配される予定だ。

なお、オークションに物品を寄付したい、あるいは資金の拠出をしたいというクラブはromacares@asroma.itに連絡して欲しいとのこと。

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