ベトナムのスポーツサイト「Thethao247」は8日、ワールドカップ・アジア2次予選の第2戦、ベトナム代表と台湾代表の試合終了後、ベトナム代表の三浦俊也監督の支持率をファンにアンケート調査した。それによると、6割以上のファンが解任を望むと回答している。
試合は、ベトナムが後半アディショナルタイムの決勝弾により2-1で勝利し、アウェイで貴重な勝ち点3をものにしたが、ファンの評価は厳しいものだった。三浦監督は、昨年の代表監督就任以降、国際大会で次々と結果を残してサポーターの信頼を勝ち取ってきたが、現在は厳しい立場に置かれている。
Thethao247が実施したアンケート結果によると、「三浦監督を解任すべき」と回答した人が1万3756人で全体の64%を占め、「三浦監督を続投させるべき」と回答した人は7870人で全体の36%に留まった。多くのファンの意見としては、「ベトナム代表は、世代交代の過渡期にあるとはいえ、多くの優秀な選手を擁しており、試合内容、結果共に物足りない。」というものがある。
辛口コメントで知られる評論家のレ・トゥイ・ハイ氏をはじめ、国内の専門家らも厳しい意見を述べている。ホアン・アイン・ザライ(HAGL)の会長で、ベトナムサッカー連盟(VFF)副会長でもあるドアン・グエン・ドゥック氏は、「過去の外国人監督の中で最低。」とまで語っている。
ファンの支持率が急激に下がってはいるものの、10月にはワールドカップ・アジア2次予選の重要なホーム2連戦であるイラク戦(8日)とタイ戦(13日)が控えているため、VFFは三浦監督を続投させる方針。しかし、地元メディアは、この2試合の結果次第では、指揮官交代もあり得ると見ている。
(C) Thethao247, 三浦俊也監督