三浦俊也監督率いるベトナム代表は、24日に行われた2018FIFAワールドカップ・アジア2次予選グループFの初戦でタイと対戦し、0-1で敗れた。
ベトナム国内では、ポゼッションでも、試合内容でも、圧倒的にホームのタイに上回られ、スコア以上の完敗との意見が多いが、三浦監督は周囲の雑音を気にせず、自身のサッカー哲学を貫く方針を示した。
U-23ベトナム代表は、間もなく始まる第28回東南アジア競技大会(SEA Games2015)に向けて、開催地のシンガポールで最終準備を行っている。U-23代表も兼任している三浦監督はこのほど、同大会および先日の2次予選について、各メディアの取材に応じ、以下のように語った。
「(2次予選初戦の後)周囲から色々な指摘を受けていますが、あまり気にしていませんし、今の仕事に集中するだけです。私のサッカー哲学は揺るぎません」
「この予選のため、U-23代表からA代表に引き上げたメンバー7人には、ワールドカップ・アジア2次予選は長丁場で厳しい戦いが続くと言ってあります。今は敗戦の悔しさを忘れて、SEA Gamesに向けて気持ちを切り替えなければなりません」
「U-23代表は現在、順調に準備を進めています。選手は大会に向けてモチベーションを高めていますし、練習にも熱が入っています。少し気がかりなのは、U-23ミャンマー代表との親善試合で負傷したFWグエン・バン・トアンの具合ですが、シンガポールに帯同させて、今は様子を見ています」
(C) bongda, 取材に応じる三浦俊也監督(中央)