エヴァートンDFジョン・ストーンズにまつわる移籍騒動は、この夏のマーケットで大きな注目を集めた。
チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督がオファーを公にしたことに、エヴァートン側は反発。ロベルト・マルティネス監督も、選手の心をかき乱したとしてその手法を非難していた。その後、ストーンズ本人が移籍志願をしたとも伝えられたが、エヴァートンは複数回に渡るオファーを最後まで固辞し、結局この夏は残留することが決まった。
そのエヴァートンとチェルシーは今週末にリーグ戦で対戦する。それに向けた記者会見でエヴァートンのマルティネス監督がこの件について触れたと、『guardian』が伝えている。
I’ve been singing ‘Can’t Buy Me Stones’ in the shower, says Roberto Martínez http://t.co/i8hBFE8gCJ (Photo: AFP) pic.twitter.com/quQbUgNf1b
— Guardian sport (@guardian_sport) 2015, 9月 10
まず、モウリーニョとの関係がストーンズの一件で壊れたと言う声に対しては、「何も変わっていない」として否定したという。ストーンズ本人のついては、移籍が破談になった後に見せたプロフェッショナリズムを讃えていたそう。
また、こうも語っていたとのこと。
「移籍市場が閉まった時、これで我々は試合に集中できるだろうと思った。それは私が注力している唯一のものだ」
さらに、シャワーを浴びながら、ビートルズの名曲『Can't Buy Me Love』を替え歌にして、『Can’t buy me Stones』と歌っていたことも明かしたという。
ビートルズの原曲はこちら。
「Money can't buy me love(金じゃ愛は買えない)」という歌詞が繰り返し出てくるあの曲である。
つまり、マルティネスは「金じゃストーンズは買えない」と歌っていたらしい。42歳の指揮官がシャワー中に小躍りしながら歌っていたとすれば、ちょっとかわいいかもしれない…。裏返せば、それだけストーンズはチームにとって大きな存在だと言える。
チェルシー戦は現地12日にグディソン・パークで行われる。多くの注目を集める一戦のキックオフが今から楽しみだ。