『Gazzetta dello Sport』は「ユヴェントスが抱えている5つの問題点」という記事を掲載した。

今季は各リーグで昨季の王者が不調に陥っているケースがあり、ユヴェントスはその典型例となっている。先週末のキエーヴォ戦でも1-1と引き分け、3試合を終えて勝ち点はわずか1となっている。

彼らが今抱えている問題点とは?

ブッフォンの救済

ユヴェントスは2014-15シーズンの開幕3試合で無失点だった。17ポイントもの差をつけてタイトルを獲得するという結果には、この強固なディフェンスという基盤があった。

しかしながら、今季は既に4つのゴールを許しており、3試合を終えた時点で最下位から5つ離れているだけだ。

彼らの最大の強さが、現在では弱さになってしまった。『フライング・ドンキーズ(キエーヴォの愛称)』で134試合ゴールを決めていなかったヘテマイという男にまで。

もしキエーヴォ戦にキャプテンのジャンルイージ・ブッフォンがいなければ、物事はもっと悪くなっていただろう。


ニューリーダー不在

ユヴェントスの関係者全ての中でお馴染みの言葉となっていることに疑いの余地はないだろう。しかし、彼らは夏の間に年長者の退団が相次ぎ、その対処をするのは難しいと分かっていた。

アンドレア・ピルロ、アルトゥロ・ビダル、そしてカルロス・テベスがチームを去った。そして、他の選手達はまだバトンを受け継ぐ準備が出来ていないようだ。

ポール・ポグバからアルバロ・モラタまで、手を挙げる気持ちを持つものは誰もいない。そして、彼らは肩の上に世界の重みを抱えてしまっているかのようだ。

こういうときは、本物のリーダーの存在が懐かしくなるものだ。

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