9月19日、『Mirror』は「チェルシーなどでプレーしたアレクセイ・スメルティンは、ロシアに人種差別は存在しないと話した」と報じた。
2018年にワールドカップの開催を控えているロシア。しかしこのところの経済危機による大会規模の縮小、スタジアム建設計画の遅れに加え、大きな問題になっているのが人種差別である。
ロシアリーグでは継続的に黒人選手に対する差別的行為が行われており、この2シーズンで100回以上の事件が発生したと報告されている。
しかし、ワールドカップの大使を務めているアレクセイ・スメルティンは、『BBC』の取材に対して以下のように話し、ロシアに本当の人種差別は存在しないと主張した。
アレクセイ・スメルティン
(元ロシア代表DF)
「ロシアに人種差別はない。なぜならそれは存在しないからだ。
それは対戦する相手に対してのもので、人に対してのものではない。ロシアでの人種差別は『ファッション』のようなものだ。
国外から来た人がいる。他の国から来た人がいる。そのようなものはこれまで見られなかった。10年前は、1部のファンが黒人にバナナを投げつけていた。それは楽しみのためだけだった。
私は思う。メディアはロシアに間違ったイメージを植え付けようとしていると」