7月17日に行われたロシア・プレミアリーグ開幕戦で、FCウファのエマヌエル・フリンポングは観客に中指を立てる行為をして一発退場となった。

そして試合後にインタビューに答えたフリンポングは、一人の男性が人種差別的な行為をしていたと訴えるとともに、その挑発に乗ってしまったことを謝罪した。

またフリンポングは自身のツイッターで重ねて謝罪をするとともに、この種の行為が横行するロシアでワールドカップが開かれることに懸念を表明したと『Daily Mail』が伝えている。

エマヌエル・フリンポング
(FCウファ)

「試合が止まったとき、ファンは私に『サル』と叫び始めた。そしてモンキーチャントが始まった。

スパルタクのファン全体には問題はない。僕はそのとき冷静さを保つことが出来なかった。自分の感情を示し、それは間違った行為だった。僕がやったことに対して、申し訳ないといいたい」

「まず最初に起こしてしまったことに謝りたい。やってはいけないことだった。しかし、僕は人間であり、そうはなれない…

試合では人種を理由に罵倒された。スパルタクを相手にドローで終えられたことは素晴らしい結果であり、チームを誇りに思う。そして、僕はやったことを償っていく。

しかし、この国でワールドカップが行われ、アフリカ人がここに来なければいけなくなると考えると、強調しなければならない。これはスパルタクの全てじゃない。

やったのは一人の男だけだ。スパルタクのファンは華麗だったし、良い雰囲気を作った。憎むべきは一人の男がそれを台無しにしたことだ」
シャミル・ガジエフ
(FCウファ監督)

「これは不幸な事件だった。そういうことを叫んだ人物がいた。これは試合後には消し去るべき感情だ。我々はスパルタクとはパートナーで、良い関係である。

フリンポングがやったことは間違っていた。時に人は涙を呑んで我慢をする必要がある」

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