東南アジア最強を決める代表トーナメントのASEAN三菱電機カップ。
小倉勉監督が率いるシンガポール代表は準決勝でベトナムと激突した。
26日に行われた1stレグは、延長戦の末にアウェイのベトナムが2-0で勝利。
2点目のゴールを決めたのは、ブラジルから帰化したグエン・スアン・ソンことラファエルソン。27歳の彼は2018~2019年にはべガルダ仙台に在籍した元Jリーガーだ。
『Báo Tuổi Trẻ』は、「ベトナムのネットユーザーの疑問は愛へ変わった」と伝えていた。また、『Dân trí』は「グエン・スアン・ソンは依然として謙虚な姿勢を示し、SNS上でベトナムファンから多くの賛辞を受けた。ベトナムのサッカーファンから4,000件を超えるコメントが寄せられ、チームメイトからも多くの祝福の声が寄せられた」としている。
ラファエルソンは2019年12月からベトナムで暮らしており、今年12月にFIFAの規定に基づく移住期間要件を満たした。
昨季は24試合で31ゴールを記録し、ベトナム国内リーグ史上最多得点記録で得点王になっていたとか。ベトナム代表としては4人目の帰化選手になるというが、公式大会に出場するのは初のケースになるそうで、「史上最も特別な帰化選手」とも伝えられている。
そのラファエルソンはシンガポール戦で幻のスーパーゴールがあった。後半にゴールネットを揺らすも、VARでハンドがあったとして取り消されたのだ(動画50秒から)。
このシュートはすごい…。
『Báo Lạng Sơn』によれば、ラファエルソンの得点を取り消した韓国人審判の判定は現地で物議を醸しており、試合後に最も言及された人物になっていたとか。
ベトナムホームの2ndレグは29日に行われる。