韓国2部に所属し、今季は11位でリーグ戦を終えた安山グリナース。かつてはジュビロ磐田などで活躍した日本人FW石田雅俊(韓国1部大田ハナシチズン所属)などが在籍していたことでも知られるチームだ。

しかしながら、現在同チームは8月に就任したイ・グァンウ監督以外のコーチ陣、選手が一切在籍していないのだ。

韓国紙『スポーツ朝鮮』によると、同チームのこの惨状はアン・イクス代表取締役が昨月に辞任し、新体制への移行に伴って起こった出来事のようだ。

同クラブは2023年に発生した選手入団における違法な金品授受疑惑が起こったことをきっかけに、2025シーズンは30名の選手で臨むチーム改革案を発表していた。アン・イクス氏と安山フロントはこの案に基づき、来期チームでプレーする30人の選手を確定していた。しかしながら、同氏の辞任後、クラブの代表代行を務める人物から「すべての契約を保留せよ」という指示が下された。

安山は今月28日からタイでのキャンプを予定していた。しかしながら、この状況ではその実施も危ぶまれており、キャンプのための諸費用が無駄になる可能性もある。そうしたずさんなクラブの運営体制に対し、同メディアからは「市民の血税で運営される球団にはありえない状況だ」という批判も述べられている。

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同メディアによると、クラブ関係者は「指導者と選手たちは「いつ契約するのか」と聞くが、どう答えるべきか難しい」と語っている。

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