9月25日、『Gazzetta dello Sport』は「イタリア・セリエAのインテルに所属している元セルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチは、アメリカ・メジャーリーグサッカーのDCユナイテッドと接触している」と報じた。
昨年夏にマンチェスター・ユナイテッドとの契約が満了となり、インテルに加入したネマニャ・ヴィディッチ。最初はポジションを与えられたものの調子が上がらず、自宅のエレベーターに閉じ込められるというトラブルにも遭遇した。
ヴァルテル・マッツァーリ監督解任後はなおさら厳しい状況となり、ロベルト・マンチーニ政権下では怪我もあって徐々に存在感を失っていった。
今年はヘルニアの手術を受けたために12月までプレーできないことが決定しており、インテルでの立場は極めて悪化している。
彼の契約は2017年まで残っているものの、エリック・トヒル会長が『Radio Televizija BN』に語ったところによれば、1月でのアメリカ移籍が検討されている状況であるとのことだ。
インテル側は彼の高額の給与を支払いつづけることに難色を示しており、DCユナイテッドがヴィディッチの獲得に前向きならば、契約を解除することにも前向きであるとのことだ。両者にとってWin-Winの取り引きとなる。
なお、DCユナイテッドはエリック・トヒル会長が一部の株を所有しているグループ内のクラブであり、彼が影響力を発揮すれば取り引きはスムーズに進む可能性が高い。