オランダに復帰して以来好調のADO所属ハーフナー・マイクだが、3日に行われた敵地でのNEC戦は公式戦4試合ぶりに無得点に終わり、チームも1-4で完敗を喫した。

この試合で素晴らしい活躍を見せたのは、ハーフナーと同じ大型FWとして最近存在感を示し始めているNECのクリスティアン・サントス。特に同点で迎えた後半に決めた勝ち越しゴールはそれはもうお見事だった。

左サイドからのクロスをこのジャンピングボレー!メキシコが生んだ伝説のFWウーゴ・サンチェスを彷彿とさせるスーパーゴールだ。

サントスはこの試合で2ゴールを決めたほか、屈強な肉体で最前線の基点になるなど、大車輪の働きでチームの大勝に貢献した。

サントスは現在27歳。スペイン人の父親とベネズエラ人の間に生まれ、ドイツでプロキャリアを始めた変わり種だ。

ドイツでは芽が出なかったが、ベルギーの2部で得点を重ね、昨シーズンNECへやってきた。チームは当時2部に落ちていたが、ここで23ゴールをマークして優勝と昇格に導くと、エールディビジ初挑戦となった今シーズンもここまで5ゴール、公式戦ここ4試合連続ゴールと絶好調だ。

急成長を遂げたサントスは今年ベネズエラ代表に初招集され、3月にデビューを果たした。しかしコパ・アメリカの最終メンバーから漏れるなど、ここまで全く良いところを見せられていない。サロモン・ロンドンの存在もあるが、しっかり足元で繋ぐ南米スタイルのなかで彼の真骨頂である高さ、クロスボールへの強さが全く生かされていないのだ。

そうしてみると、ハーフナーの現状と酷似しているかもしれない。ただハーフナーの代表復帰が見送られた一方、サントスは今月から始まる2018年ロシアW杯・南米予選のベネズエラ代表に再び招集を受けている。

英雄アランゴが引退し、新たなチームへと生まれ変わるチームで居場所を見つけられるだろうか。