2018年W杯に向けた南米予選でまさかの黒星スタートとなったブラジル代表。
チリ戦にはダニ・アウヴェスが右サイドバックとしてフル出場しているが、彼はラフィーニャ(バイエルン・ミュンヘン)の代替として呼ばれた選手であった。
そのラフィーニャは負傷などではなく、招集を辞退した形。一部ではドイツ代表入りを目指しているとも伝えられているが、本人はそれを否定し、セレソンでは重要な立場にないことが辞退の理由としている。
そんななか、バイエルンの同僚であるフィリップ・ラームはドイツ代表への招集に値すると感じているようだ。『fourfourtwo』が伝えている。
ドイツ代表のヨアヒム・レーフ監督は、ラームの代表引退後多くの選手を試してきたが、決定的な後継者を見つけ出せていない。ドイツの市民権取得を申請したというラフィーニャはそのオプションになる可能性を有している。そして、ラームは彼が適材だと考えているようだ。
『TZ』に対し、こう述べたという。
フィリップ・ラーム(バイエルンDF)
「レーフが理想的な右サイドバックを見つけ出せるかは分からない。多くのオプションを試したのは、至って普通のことさ。
ラフィーニャ?バイエルンでレギュラーを張り、最高レベルにおいてその価値を証明している時、それは常に代表チームのオプションとなる。
先日彼はブラジル代表から招集された。長年にわたりその価値を証明してきたことでね。
バイエルンにおいて彼がこの数年でやってきたことは信じられないものさ。ピッチ上ではチームにとって非常に価値があるし、そのうえ素晴らしい人間でもある。
なぜオプションにならないんだい?監督は正しい解決策を見つけるだろう」
なお、9月に30歳を迎えたラフィーニャはすでにブラジル代表として2試合に出場している。ただし、どちらも親善試合であり、鞍替えは可能なようだ。