14日、バイエルン・ミュンヘンの国際サポーターグループである『FC Bayern Worldwide』は、Facebookでアーセナル戦での応援をボイコットする方針を発表した。
近年イングランド・プレミアリーグではチケットの価格が高騰しており、第8節には各クラブのサポーターズトラストが一挙に抗議活動を行った。
これは国内リーグに留まらず、各国のサポーターがイングランドでのアウェーゲームに遠征する際のコストにも影響を及ぼしている。
『Bayern Worldwide』の声明によれば、エミレーツ・スタジアムでの観戦に必要なチケットは64ポンド(およそ1.2万円)で、手数料を含めれば100ユーロ(およそ1.4万円)を超える負担になっているという。
また、イングランドのチケット価格に関する抗議だけでなくバイエルン・ミュンヘン側の設定にも異議を唱えている。
アリアンツ・アレーナでの最安チケットは30ユーロ(およそ4100円)で、また、ディナモ・ザグレブとのアウェーゲームは40ユーロ(およそ5500円)、オリンピアコス戦は50ユーロ(およそ6800円)で販売されており、イングランドと比較すれば安いとはいえ高額である。
近年のサッカー界における価格構造に対する抗議として、FC Bayern Worldwideはアーセナル戦での開始5分までに応援を行わない方針であるとのことだ。
FC Bayern Worldwide
「この狂気が続けば、サッカーは将来スタンドが空になり、歌も雰囲気もなくなるだろう。ロンドンでの試合における最初の5分は、そのようになる。
次の85分では代替案を示す。活発なファン文化を備えたサッカーが、いかに根本的な重要性を備えているかを」