フットボール・サポーターズ・フェデレーション(FSF)は「イングランド・プレミアリーグの20クラブ、並びにチャンピオンシップ(2部)の10クラブのサポーターが、10月第1週の試合で一斉に抗議行動を行う」と8月に発表した。
近年欧州のサッカーリーグがグローバル化しており、その代償としてチケット価格の高騰が続いている。
組織的に抑制を試みているドイツと比較して、特にイングランドとスペインでは入場料がここ数年で膨らみ続けており、プレミアリーグの平均チケット価格は53.76ポンド(およそ9800円)であるという調査結果が発表されている。
『BBC』はさらにホーム&アウェーの最高額チケットを比較しており、特にロンドンのクラブが非常に大きな数字を設定しているようだ。
最高額チケット(ホーム向け)
アーセナル:97ポンド(およそ1.76万円)
ウェストハム・ユナイテッド:95ポンド(およそ1.73万円)
チェルシー:87ポンド(およそ1.58万円)
最高額チケット(アウェイ向け)
ウェストハム・ユナイテッド:85ポンド(およそ1.55万円)
アーセナル:64ポンド(およそ1.16万円)
チェルシー:59ポンド(およそ1.07万円)
地元のサポーターからはこれらの設定に反発する声が上がっており、多くのビッグマッチが行われる今週末、同時に大きな抗議活動に出ることを計画している。
これにはプレミアリーグの20クラブだけでなく、2部のカーディフ・シティ、リーズ・ユナイテッド、バーミンガム・シティ、ノッティンガム・フォレスト、ハル・シティ、QPR、ボルトン・ワンダラーズ、レディング、ミドルスブラ、ブリストル・シティの10クラブのサポーターも参加することになっている。