ブラジル代表といえば、派手なテクニックや華麗なプレーで世界のサッカー界をリードする存在だが、彼らの強さの1つに”結束力”があることもご存知だろう。

特に、2014年のワールドカップではエースであるネイマールが負傷した際、彼のために示した連帯をサッカーファンは覚えていることだろう。また、練習では和気あいあいとじゃれあい、プライベートでも盛んに交流するなど、普段から同胞同士の「結束力」を見せてきた。

”結束力”が持ち味であるブラジル代表だが、インターナショナル・マッチウィークではロシアW杯に向けた南米予選を消化。ネイマールを出場停止で欠き、負傷離脱も相次ぐ中、第1節はコパ・アメリカ王者であるチリ代表に敗戦するという苦しいスタートとなってしまう。

第2節のベネズエラ戦は連敗だけは絶対に避けなければならない試合となってしまったが、ブラジル代表は本領を発揮する。序盤からチェルシーのウィリアンが2ゴールを決めて優位に進めると、久々の代表復帰を果たしたリカルド・オリヴェイラが試合を決定づける3点目。見事3-1で勝利し、勝ち点3を奪うことに成功したのだ。

そんなブラジル代表だが、ベネズエラ戦後に撮影された1枚の写真が”結束力”を感じさせてくれたのでご紹介したい。下の写真は代表復帰を果たしたオーランド・シティのMFカカが投稿したものである。

Ricardo Kakaさん(@kaka)が投稿した写真 -


機内で撮影された勝利を祝う何の変哲もない1枚だが、実は同じ写真をオスカルフェルナンジーニョミランダらが一斉にアップしたのである。これぞ「結束力」と呼べるものではないだろうか。

「みんなで同じ写真を一斉にUPしようぜ!」

「いいね!」

そんな会話が行われたと想像することは容易いはずだ。

”サッカー王国”と呼ばれるブラジル代表だが、近年は他国との差が以前よりも埋まりつつある。2018年に向けて厳しい戦いの続くが、彼らが力を合わせれば自ずと道は開けるはずだ。

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