17歳以下の代表チーム世界一を決めるFIFA U-17W杯が南米・チリで開幕した。

同大会は各大陸選手権を勝ち上がった出場24か国が7組に分かれてグループ戦を行い、各組上位2チームと同3位の成績上位4チーム、計16チームが決勝トーナメントへ進出。そこからは一発勝負で優勝を競う。前々回ベスト8、前回ベスト16の日本は予選で敗退したため残念ながら出場しない。

開幕日となった17日は、A組とB組の4試合が行われたが、B組で優勝候補のブラジルが韓国に0-1で敗れる波乱があった。

悪魔のテクニックを持つ16歳”としてQolyでもお届けした主将リンコンらを擁するブラジルは3月に行われたU-17南米選手権を制し、優勝候補として参戦。

対する韓国はバルセロナの下部組織に所属し、世界的な逸材として注目を集めるイ・スンウの活躍で、昨年のU-16アジア選手権を準優勝。決勝トーナメント一回戦では吉武ジャパンから2ゴールを決め、日本の連続出場を阻んでいる。

しかしこの試合を決めたのはその怪物候補2人ではなく、

スコアレスで迎えた79分、チャン・ジェウォンが左足で放ったシュートがゴールネットを揺らし、これが大金星の決勝点となった。

チリ開催とはいえ南米の地だけに、実質ホームの相手を下した韓国にとってまさに歴史的な勝利といえるだろう。一方、A代表でも不振が続くブラジルの国内メディアは今回の敗戦を「恥だ」などと酷評している。

その他、A組はナイジェリアがアメリカに2-0で勝利し、開催国チリはクロアチアと1-1で引き分け。B組もう1試合はイングランドがギニアに1-1で引き分けている。大会は決勝が行われる来月8日までこれから順次行われる。

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