モスクワで行われたCL第3節、CSKAモスクワ対マンチェスター・ユナイテッドの一戦。

この試合が始まるまでグループBでは全4チームが勝ち点3で並んでおり、混戦の様相を呈していた。2シーズンぶりにCLの舞台に帰ってきたユナイテッドにとっては、思い出深いモスクワの地で白星を飾りたいところだったのだが、前半のうちに失点してしまう。

14分、マリオ・フェルナンデスの突破からCSKAモスクワがPKを獲得すると、ペナルティマークにロマン・エレメンコが向かう。

エレメンコのキックは一度はダビド・デ・ヘアに弾かれたものの、ここに詰めていたのがJリーグでも柏レイソルや徳島ヴォルティスでプレーしたセイドゥ・ドゥンビア。あのユナイテッドから元Jリーグ戦士がゴールを奪ったのだった。

さて、そんなドゥンビアといえばCSKAモスクワのエースとして長く活躍しているが、これが自身CLでの13得点目。

世界最高峰のステージで2桁ゴールを記録するほどの選手に成長したわけだが、驚異的であるのはその「得点率」だ。

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