今年1月、CSKAモスクワからセリエAの強豪ローマへ移籍したコートジボワール代表FW、セイドゥ・ドゥンビアが苦しんでいる。

移籍決定時に出場していたアフリカネイションズカップ2015では久々の優勝に貢献し、意気揚々と新たなチームへ合流した27歳のドゥンビア。ローマのルディ・ガルシア監督もドゥンビアと元々在籍していた同じコートジボワール代表のジェルヴィーニョの2人へ、上のように優勝を祝福するツイートを行っていた。

しかし、ここまでのパフォーマンスは期待外れに終わっており、最近は途中出場でピッチに入るたびにローマファンからブーイングを浴びている。そうした状況に加え、26日に行われたインテル戦ではファンによって彼のこんな行為がとらえられ、さらなる物議を醸している。

ローマは現在、地元のライバルであるラツィオと熾烈な2位争いを繰り広げており、アウェイでのインテル戦とはいえ勝利がほしい試合。前半にエルナネスのゴールで先制されるも63分、ラジャ・ナインゴランが決めて同点に追いつくという展開だった。

しかしドゥンビアはご覧の通り、自らが行うべきウォームアップをサボり、ローマサポーターの前で試合を“観戦"。

結局、88分にマウロ・イカルディのゴールでインテルが勝ち越し。ドゥンビアはその直後に出場したものの試合に入ることができず、チームはそのまま1-2の敗戦を喫してしまった。そうした中で、怠惰な姿勢を見せてしまった彼に対しファンがより一層批判を強めているのは自然なことだろう。

ドゥンビアといえば、柏レイソルや徳島ヴォルティスでプレーした元Jリーガー。イタリアの地でも活躍を期待したいところだが、状況は悪化の一途をたどっているようだ。

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