欧州主要リーグの冬の移籍期間が締め切りになった。

今年も様々な動きが見られたこの1月の移籍市場における、「ベストな10の移籍」を英紙『theguardian』が配信していたので紹介。


10位、MFアンドレ・シュールレ(チェルシー→ヴォルフスブルク)

プレミアリーグにおいてシュールレが本当にうまくいくことはついになかったが、 レヴァークーゼンでの1年間はセンセーショナルであったし、 この金曜にバイエルンを4-1で打ち負かしたダイナミックでハイテンポなヴォルフスブルクでは成功すべきだ。

チェルシーにおける彼の問題の一部はポジションであった。 レヴァークーゼンでは左サイドからカットインし強烈なシュートを放っていたが、 チェルシーでの左ウィングにはエデン・アザールが任命され、彼の機会は制限された。 ブンデスリーガに戻って、輝くことが期待される。


9位、FWマノーロ・ガッビアディーニ(サンプドリア→ナポリ)

ナポリのラファエル・ベニテス監督は攻撃のオプションを強化することに躍起だった。特に夏の驚きの獲得だったスペイン人FWミチュが、重要なインパクトをもたらすことに失敗したことで。

ガッビアディーニは長い間最も素晴らしい若手選手として評価されていて、今季サンプドリアでは13試合で7ゴールを決めるなど最高潮にあった。

距離があっても決めることができる素晴らしいオールラウンドなアタッカーで、若き日のエンリコ・キエーザに匹敵するであろうガッビアディーニはイグアインの後ろでプレーするトリオとして攻撃の選択肢をより多く提供することだろう。 これから長い間ナポリファンのお気に入りになりそうだ。


8位、GKビクトル・バルデス(無所属→マンチェスター・ユナイテッド)

ダビド・デ・ヘアはいつか、おそらく今年の夏にレアル・マドリーへと去るだろうという憶測が増すなか、ユナイテッドは理想的な代役を得た。 バルデスはデ・ヘアよりかなり歳をとっているが、3度の欧州制覇者をフリー移籍で獲得するというのはファンタスティックなアイディア。

バルデスはファン・ハールが意図するシステムにおいてパーフェクトである。高いDFラインの裏をケアできて、足元は申し分なく、1vs1の状況で素晴らしい。また、若手が多い最近のユナイテッドに相当な経験をもたらしてくれる。


7位、DFマティヤ・ナスタシッチ(マンチェスター・シティ→シャルケ)

このセルビア人DFはイングランドのフットボールにおいて素晴らしい最初の1年をエンジョイし、シティのディフェンスにおいてヴァンサン・コンパニと並んで(プレーし)とても自信ありげであった。 だが、ペジェグリーニは彼を好まなかった。このいくらか不可解な状況にシャルケはローンでの獲得で飛びついた。

ロベルト・ディ・マッテオのチームはブンデスリーガにぴったりフィットするスタイルを持つ、落ち着きがあり、知的で、先を見越せるこのディフェンダーの獲得をエンジョイすることだろう。


6位、MFケヴィン・カンプル(→レッドブル・ザルツブルク→ドルトムント)

現在ブンデスリーガ最下位に沈んでいるユルゲン・クロップのチームは中盤においてエネルギーの注入をとても必要としている。 カンプルはそれをもたらす男になれるかもしれない。 新天地での印象的なデビュー戦となったレヴァークーゼン戦では誰よりも走っており、 目に見えて疲労していたドルトムントにおいて不可欠(な存在)になりえる。


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