英紙『theguardian』が選定した、「この1月の移籍ベスト10」。上位5位には元Jリーガーである、ドゥンビアの名も。
5位、MFフアン・クアドラード(フィオレンティーナ→チェルシー)
クアドラードはジョゼ・モウリーニョの理想的な選手かもしれない。 素早さと直線的なドリブルというカウンターアタックの特性があり、この18か月でゴールスコアラーと変貌した。 だが、決定的なのは彼のウィングバックとしてのプレー経験は相当なディフェンス面における規律も持っていることを意味する。 定着するには時間がかかるかもしれないが、クアドラードは素晴らしい買い物にみえる。
4位、FWセイドゥ・ドゥンビア(CSKAモスクワ→ローマ)
コートジボワール、スイス、ロシアの3か国においてトップスコアラーであったドゥンビアはローマがその獲得に1100万ポンド(約19.4億円)を支払ったことにより、自らを欧州ビッグリーグで試す機会をついに得ることになった。 ドゥンビアは(ローマの監督)ルディ・ガルシアのプランに完璧にフィットする。素早く、ゴールを保証するカウンターアタック(向きの)選手であり、代表チームにおいてジェルヴィーニョとともにプレーした経験もある。
3位、DFガブリエウ・パウリスタ(ビジャレアル→アーセナル)
今季CBが不足していたアーセナルにとって、これは技術的に優れた有望な若きDFを獲るという典型的なヴェンゲルの移籍(獲得)である。 1120万ポンド(約19.8億円)で移籍したガブリエウはチャレンジすることを信条とし、ボールを素早く奪い取りたがる積極的にパスカットを狙うタイプのDF。 今季のリーガで彼より多くインターセプトを記録したのは2人しかいない。ヴェンゲルは彼の獲得においてこの統計をキーとなる理由として引用したという。
2位、MFエンソ・ペレス(ベンフィカ→バレンシア)
ペレスは昨夏のワールドカップにおいて代表チームにおける地位を確立した。彼が欧州のビッグリーグに移籍するのは単に時間の問題だった。 タフなタックルを仕掛けるこの守備的MFは相手のプレーを壊し、味方にボールを確実に届ける。 彼はダビド・アルベルダが2013年に引退して以来バレンシアに欠けていた選手。 1950万ポンド(約34億円)でさえ、いい価値(お手頃?)に見える。
(※エンソはベンフィカでCHにコンバートされたものの、守備的MFというよりもハードワークを惜しまないゲームメイカー兼アタッカーというタイプ)
1位、FWウィルフリード・ボニー(スウォンジー→マンチェスター・シティ)
12月に入ってペジェグリーニ監督が(怪我でFWがいなくなり)ミルナーを前線に上げなくてはならなった時、マンチェスター・シティのストライカーの層が欠けていることが浮き彫りになった。なので、2800万ポンド(約49億円)のボニーはアグエロのパートナーとして、ジェコとヨヴェティッチの競争相手を提供するための論理的な追加(補強)であった。