『Sportfan』は「来年2月に行われるFIFA会長選挙に出馬することが決まった8名の候補とは?」という記事を掲載した。

長く続いたゼップ・ブラッター氏の治政が終わることが決まり、FIFAは来年新たな地平へと歩みを進めることになる。

その指揮を執ることになるかもしれない8名の人物とは?


ジャンニ・インファンティーノ(FIFA事務局長)

45歳のスイスの弁護士は2000年にUEFAに入社し、2009年に事務局長になった。彼の元の役割は、プロサッカーにおける法律上の問題に対処するためだった。

UEFAに入社する前にもスポーツ界で働いた経験は豊かだった。2004年からは法務ディレクターやクラブライセンス部門で業務を行っていた。

ニューシャテル大学の国際センターで秘書として働き、その後イタリア、スペイン、スイスの多くのクラブでアドバイザーとして辣腕を振るった。

多言語を扱うことで知られており、ドイツ語、イタリア語、フランス語、英語、スペイン語、アラビア語を操るほか、スイスとイタリアの市民権を持っている。

ミシェル・プラティニ(UEFA会長)

史上最高のサッカー選手の一人であるが、FIFAの汚職に関与したという疑惑が持ち上がっている。

1998年のフランスワールドカップで組織委員会の議長を務めたあと、2007年にUEFAの会長に就任。それから二選を果たしている。

しかし、FIFAから契約書無しに180万ユーロを受け取ったという捜査の中で、彼は90日間の資格停止処分を受けた。

最高の当選候補と言われていた男の可能性は削られており、FIFA会長選挙を混沌としたものに変えた。

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