女子アメリカ代表のFWアビー・ワンバックが2015年限りで現役を引退すると、『ESPN』や『FOX』などアメリカ各メディアが伝えている。

アビー・ワンバックは1980年6月2日生まれの35歳。恵まれた体格とダイナミックなプレーでアメリカ女子サッカー界を牽引してきた存在で、なでしこジャパンの前にも長く立ちはだかった史上最高クラスのストライカーである。

2012年にはFIFAバロンドールに輝いており、これまでアメリカ代表として252試合に出場、184得点を記録。このゴール数は女子代表の世界最多得点数である。

35歳になっても第一線でプレーし続けるワンバック。今年6月から7月にかけてカナダで行われた女子ワールドカップにも出場しており、決勝戦では日本を下しチームの優勝に貢献していた。

しかし、アメリカ各紙によれば、ワンバックは2015年限りでの現役引退を発表したとのこと。アメリカは12月16日にニューオーリンズで中国と対戦するが、この試合がワンバックにとってアメリカ代表でのラストマッチになるという。

『FOX』の中で、ワンバックは「熟考を重ね、友人や家族、チームメイト、コーチングスタッフとじっくり話し合った結果、最終的にサッカーキャリアを終えることを決断した」と話しており、「私の人生の次の章が何をもたらしてくれるのか、楽しみで待ちきれない」と今後についてもコメントしている。

この報道を知ったなでしこジャパンFW大儀見優季は、このようにツイートしている。

【Qolyインタビュー】J2ジェフユナイテッド千葉DF岡庭愁人が母校の先輩からもらった言葉…未知のコンバートを乗り越え「熱くて、強い選手になる」