現地5日、UEFAヨーロッパリーグのマルセイユ対ブラガ戦がヴェロドロームで行われた。

この試合の裏である事件が起きていたと、『BBC』や『Mirror』が伝えている。

なんでも、スタジアム内に置かれてあったはずのブラガの選手たちのスパイクが全てなくなっていたという。

スパイクは前日練習の際に置いていったものの、試合日に行ってみるとどこにも無かったそう。水曜日中に盗まれたと見られている。

プロ選手ともなれば個別にスパイクブラントとスポンサー契約をしているため、勝手にありあわせのものを履くわけにもいかない(やるとすれば真っ黒に塗りつぶしたものになるだろう)。この事件が発覚したのは試合まで24時間を切ったタイミングであり、キックオフまでに代替のものが届くかどうか分からず、ブラガが試合を行えるか不透明だと伝えられていた。

マルセイユはブラガ側にポルトガルへ戻り新しいものを調達することを提案したそうだが、時間的制約のためブラガはその申し出を拒否したという。

もしブラガが試合を放棄すれば、大会への参加資格剥奪と罰金が科されるとも伝えられていたが、結局予定通りに試合は行われた。

グループステージ3連勝中だったブラガだが、この試合には0-1で敗戦。

パウロ・フォンセカ監督はこの件をエクスキューズにしたくないとしつつ、こう述べていたそうだ。

「前代未聞の日を経験した。動揺させられたね。準備は違うものになった。スパイクが消えたんだ。カメラもあって、警備員もいて、多くのセキュリティがされていて、我々のスパイクが無くなった。私に言えるのはそれだけだ」

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