日本代表GK川島永嗣のダンディー・ユナイテッド入りが目前に迫っている。川島の加入はチームにどのような受け止め方をされているのだろうか?
チームOBで元ポーランド代表GKのラドスワフ・チエジニャクは2012年にクラコヴィアより加入、3シーズンに渡りチームのゴールマウスを守った。当時の監督ジャッキー・マクマナラが「ラドはスコットランド・プレミアリーグでエクセレントな働きを見せているゴールキーパー」と賞賛を惜しまないチームの歴史に名を刻んだ1人である。
Ex-Dundee United keeper Radoslaw Cierzniak: If Paatelainen signs Kawashima then Szromnik won't give up the glo... https://t.co/vSXuJ0KReA
— Football Freak (@Fr3akFootball) 2015, 11月 12
今夏、惜しまれながらヴィスワ・クラクフへ移籍したGKは『Daily Record』に対して語った。
ラドスワフ・チエジニャク
(元ダンディー・ユナイテッドGK)
「ミハウは最近の試合でよくチームのためにプレーできているね。
勿論新しいGKが来たら、ミハウはより上昇するためにチャレンジをするだろう。
しかし、私はミハウならそれを実行してくれると思う。
私は、今シーズンの開幕時、ミハウが正GKになる価値があると思った。実際にはルイス・ツェクが(ゴールマウスを守り彼が)怪我をしてチャンスをつかんだよね。
物事は変化する。新しい人がチームに入ってきて競争が激化する。
ミハウはとても素晴らしい努力家でありプロフェッショナルだね。彼は競争を楽しんでいるよ」
ダンディー・ユナイテッドは現在トップチームで3人(加えてリザーブで数名)のGKを抱えるがうち1人はレンタル中だ。川島のライバルはポーランド人ミハウ・シロムニクとドイツ人のルイス・ツェクになりそうだ。
くしくもダンディー・ユナイテッドのGKはここ10年ほとんど外国人が務めており、ウカシュ・ザウスカ、チエジニャク、シロムニクとポーランド人の印象が強い。
ポーランドと言えば、良質なゴールキーパーの産地としても知られるが、その恩恵を授かっているチームにあって日本人が出場機会を求めるのは厳しい戦いになるだろう。
ダンディー・ユナイテッドは現在リーグ最下位に沈んでいる。チエジニャクも「驚き悲しんだ」というチーム状況を川島は打破することができるだろうか。