世界各地で様々なビッグマッチが開催された14日、ベルギー対イタリアの国際親善試合が行われた。

先月発表されたFIFAランキングで1位に輝いたベルギー。すでにEURO2016本戦への出場を決めており、今月はイタリアとスペインという強豪チームとの実践の場を設けている。

試合は開始早々にアントニオ・カンドレーヴァに先制を許すものの、そこからヤン・ヴェルトンゲンとケヴィン・デ・ブライネ、ミッチ―・バツフアイーが3得点をあげベルギーが3-1で勝利。“世界ランクNo.1”に恥じない結果でイタリアから勝利した。

さて、そんなこの試合ではちょっと珍しいシーンがあった。1-1で迎えた39分、試合が一時中断したのだ。

中断といっても、時計の時間は進んでいた。ピッチに不法侵入者が入ったわけでも、天候不良があったわけでもない。にもかかわらず、選手たちはプレーをやめ、ただ時間だけが流れる瞬間があったのだ。

その理由はこの試合が行われた「西暦」と「対戦カード」、そしてその「スタジアム」にあった。

この試合が開催されたのはベルギーのボードゥアン国王競技場。かつて、「ヘイゼル・スタディオン」と呼ばれる最悪の群衆事故が発生したスタジアムであったのだ。

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