17日に行われた2018年ロシアW杯・南米予選の第4節ウルグアイ対チリは、6月のコパ・アメリカ準決勝からの再戦であると同時に「因縁の一戦」だった。
同試合では0-0で迎えた後半、チリのゴンサロ・ハラから父親を侮辱される挑発を受け、さらに臀部を指で“攻撃”されたウルグアイのエディンソン・カバーニが激昂し2枚目のカードを貰って退場。その一方でハラはお咎めを受けず、数的優位を生かしたチリが1-0で勝利している。
それ以来2人が顔を合わせるということで注目を集め、ハラはボールを持つたびにウルグアイ国民から激しいブーイングを浴びせられた。
そんなプレッシャーが影響したのか、試合は前半早い時間にゴディンのゴールで先制したウルグアイが、後半にもアルバロ・ペレイラ、マルティン・カセレスが追加点を決め、南米王者チリを3-0で一蹴している。
前節エクアドルに敗れたウルグアイだが、今予選は好調でこれで単独2位に浮上。一方開幕2連勝スタートを切ったチリも今月はコロンビアにホームで追い付かれ、この試合で初黒星を喫することとなった。
会心の勝利でリベンジに成功したウルグアイ。ただカバーニは試合後にハラから謝罪があったとして、この喧騒を終わりにしたいようだ。
エディンソン・カバーニ
「ハラとの話題はもう終わりにしたい。過ぎたことだよ。彼は僕にした発言を謝罪した。それで終わりさ」