25日に行われたコパ・アメリカ2015の準々決勝チリ対ウルグアイ戦では、あるシーンが大きな話題となった。

チリのゴンサロ・ハラが相手FWエディンソン・カバーニとやり合い、主審が目を離した隙に臀部を右手の指で“攻撃”したのだ。

これに激怒したカバーニはハラに報復行為をしてしまい、この日2枚目のイエローカードを受け退場に。試合は数的優位を活かしたチリが1-0で勝利し、準決勝進出を決めた。

指先での出来事であるため詳細な事実関係は不明だが、中指が明らかに折れ曲がっていることから何らかの挑発行為はあったであろうこのシーン。ハラには非難が集まっており、その処分も注目されている。

1985年8月29日生まれのハラはマインツに所属。守備的な役割であれば大抵こなす器用さがあり、左右両サイドバック、場合によってはウィングバックさえ無難にこなすなど戦術理解力が高い。

そんなハラは2007年のコパ・アメリカにも出場するなど、代表チームでもすっかり主力となっているのだが、これまでにも相手選手と激しいファイトを繰り広げていたようだ。

こちらは、2013年3月に開催されたワールドカップ予選チリ対ウルグアイ戦での出来事。赤いユニフォームの背番号18がハラである。

この時ウルグアイ代表FWルイス・スアレスとマッチアップしていたハラは、シミュレーション気味に倒れたスアレスに詰め寄ると、その後のコーナーキックでもスアレスを徹底マーク。

両腕を使ってスアレスに密着するのだが、脇腹を抱えた直後左手でスアレスの股間を触っているようにも見える。

確かに股間あたりに手は伸びている。

これに対してスアレスは・・・


顔面パンチ!

やはり股間を握られていたのだろうか・・・。

実はこのハラ、2012年10月に行われたアルゼンチンとのワールドカップ予選でもあの選手とやり合っていた。

【次ページ】渦中のハラ、アルゼンチン戦でもやり合ってた