19日、『Telegraph』は「アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、サッカーではもっと根本的なドーピングテストを行わなくてはならないと話した」と報じた。
スポーツ界を震撼させたロシアのドーピング問題。組織的な関与があるとして、国自体が資格停止になるという厳しい処分になった。
一方、サッカーでも先日ディナモ・ザグレブの選手がアーセナル戦でドーピングをしていたことが発覚し、出寿停止処分を受けている。
アーセン・ヴェンゲル監督は取材に対して以下のように話し、サッカー界のドーピングテストは甘すぎる上に時間がかかりすぎていると話した。
アーセン・ヴェンゲル
(アーセナル監督)
「FAに向けて率直に話そう。
ドーピングの問題がトラック、そしてフィールドの上に突然現れたのを、誰もが見ただろう。
サイクルスポーツには問題があった。なのに、我々サッカー界には免疫があると考えるのは間違いだ。
私が求めているのは根本的なドーピングテストだ。なぜなら、今行われているものは表面的だからだ。
また、誰かが捕まったならば、その人だけではなくクラブも罰せられる制度を求めたい。
我々がサッカーであるからドーピングの問題がない、そう考えるのは不合理だ。我々はこの問題に取り組まなければいけないし、目を閉じる必要はないんだ」
「(ドーピングテストについて)
今、チャンピオンズリーグのアウェイゲームでプレーするとなれば、ド-ピングコントロールで2時間も失ってしまうんだ。尿検査に時間がかかってね。
わずかな血液検査であれば、それは1分で済む。しかもより多くの違反を見つけ出すことができる。
なぜそれができない? 他のスポーツにおいては、それをしているはずなんだ」