『USA Today』は「ホテルのロビーでガラスドアに突っ込んだリベリア代表GKナサニエル・シャーマンは、視力が戻らなかったことから現役を引退した」と報じた。

ナサニエル・シャーマンは1991年生まれの24歳。若くしてリベリア代表のゴールマウスを任されるなど非常に期待されたキーパーであった。

しかし、9月5日に行われたアフリカネイションズカップ予選の前に宿泊していたホテルにおいて大きな事故に遭遇する。

シャーマンが携帯電話を使いながら歩いていたところ、ロビーにある透明なガラスのドアに突っ込んでしまい、顔面に深刻な裂傷を負った。

特に右目の破損はひどく、網膜はほぼ完全に機能を失っていた。インドに渡って成功率の低い手術を行ったことが報告されていたが、ついに視力は戻らなかった。

記事によればナサニエル・シャーマンはついに現役を続けることを断念し、24歳にしてサッカー選手としてのキャリアを終えることにしたとのことだ。

なお、現在はリベリア大学に入学しており、土木社会学を専攻したという。

ナサニエル・シャーマン

「僕は毎朝練習のために5:30に起きることに慣れていた。でも今はもう出来ない。

新しい環境で自分自身を再発見し、適応しようと頑張っているよ。それは僕にとって難しいことだけどね」

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