『El Pais』は「アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は、クラブは家族のような存在になっていると話した」と報じた。
2011年12月にアトレティコ・マドリーの監督として迎え入れられて以来、ヨーロッパリーグ優勝、チャンピオンズリーグ決勝進出、リーガ・エスパニョーラ優勝と輝かしい成績を収めてきたシメオネ。
激しく戦う独特のスタイルを突き詰めて個性あるチームを作り上げ、絶対的な資金力を持つビッグ2に肉薄する立場を確固たるものとした。
彼はチームの中の家族的な雰囲気を賞賛すると共に、「バルセロナのようなプレーをしたいと言うのは誰でも出来る」とスタイル論を展開した。
ディエゴ・シメオネ
(アトレティコ・マドリー監督)
「誰もクラブより大きな存在はない。私はとても愛されている、尊敬されていると感じる。
人生で最も難しいものは、自分自身を改革することと、自分の調子を高い位置に保っていくことだ。
サッカーをプレーしている間で最も難しいものは、そこに留まりたいというクラブを見つけ出すことだ。
ディエゴ・ゴディンとフアンフランはここに残りたがっている。ガビもまだ良いプレーをしている。
フィリペ・ルイス、オリベル・トーレス、そしてフェルナンド・トーレスもここに戻りたいと思ってくれたし、アントワーヌ・グリーズマンも既に家族のようなものだ。
そうだ、我々はチームと言うよりも家族だ。固く結びついた家族なんだ」
「4年前の12月25日、飛行機に乗ったときから、チャレンジを続けている。アトレティコ・マドリーを世界最高のポジションに戻すという挑戦に。
どのようにして? それはなかなか困る部分だね。サッカーにはクラブの歴史というものがあり、それを変えることは難しい。
誰もが言うことが出来る。
『私はバルセロナのようにプレーしたい』
しかし、我々はバルセロナではない。そして、絶対にバルセロナにもなれない。
もしそのプレースタイルを持ってきたいのならば、それは難しい。なぜなら、それは歴史を、エッセンスを失うということだからだ。
そして、自分自身が作り上げた道のりでビッグクラブへの歩みを進めることを強要されるわけだからね」