ナイキジャパンは25日、世界で戦える若きフットボールプレーヤーを探す世界規模のスカウトプロジェクト、『NIKE MOST WANTED』のキックオフセレクション「THE FIRST CHANCE」を東京・調布のアミノバイタルフィールドで開催した。
『NIKE MOST WANTED』は、現在プロチームに所属していない才能ある若者を支援するために考案され、世界中のフットボーラーがプロになりたいという夢を叶えるための機会を提供するプロジェクト。
2010年以来(※2013年までは『NIKE CHANCE』として実施)、何千人もの才能あるフットボーラーにエリートトレーニングを体験する機会が与えられており、実際、40名を超えるプレーヤー(2015年5月末時点)が夢を現実のものとしている。
日本人でも今年5月、前橋育英高で選手権準優勝に貢献したMF渡邊凌磨(中央)が、日本人で初となるプロ養成機関「ナイキアカデミー」入りの権利を獲得。8月にはブンデスリーガに所属するインゴルシュタットのU-23へ加入している。
この日行われたのはジャパンセレクションの第1回。今年の参加資格は、1996年4月2日~2001年4月1日生まれの非プロ契約選手である。
Nikeと契約している日本代表の長友佑都、原口元気も特別スカウトとして選考に参加した。
1対1のパス出しを行う長友。奥には、FC東京時代のホーム、味の素スタジアムが見える。
最終的に二人がスカウトとして選んだのは、長友が石川颯海(鹿島学園)、原口が佐藤優輝(暁星高校)。それぞれフィジカルのレベルや“視点”、攻守における1対1の強さなどを選考理由に挙げていた。