1月3日、インドのトリヴァンドラム・スタジアムで2015年度SAFFスズキカップ(南アジアサッカー選手権)の決勝戦が行われた。
12月23日から年をまたいで行われてきた今大会は、前評判通りに地元インドと前回王者のアフガニスタンが決勝へと進出。前回大会と同じカードで南アジアの覇権を争った。
前回トロフィーを掲げたアフガニスタンは昨年中央アジアサッカー連盟に転籍したものの、今回地域を跨いで参加。近年成長を遂げていると評判の実力を見せつけている。
前半はお互いにチャンスを生かすことが出来ず0-0のままハーフタイムへ。後半が始まっても、なかなかリスクを冒すことのない膠着した展開となった。
しかし70分、その雰囲気を破壊したのはアフガニスタンの早い攻撃。カウンター気味にファイサル・シャヤステーがスルーパスを送り、裏に抜けたズハイル・アミリがシュートを決める!
だがその直後、今度はインドが同点ゴール。右サイドからのクロスをファーでスニル・チェトリが落とし、それをジェジェ・ラルペクールアが押し込んだ。
試合はこのまま延長戦に突入。その中で追加点を決めたのは地元のインドだった。
101分、長いボールの処理でアフガニスタンのディフェンスがもたつき、抜け目なく狙っていたスニル・チェトリがシュート!
これでリードを奪ったインドは、その後何度か大きなピンチを迎えるものの失点を逃れることに成功し、2011年以来2大会ぶり7度目の優勝を手にした。