9月11日、ネパールで開催された2013年南アジアサッカー選手権の決勝戦が開催された。対戦カードは2011年大会と全く同じであったが、2年前には惨敗したアフガニスタンがリベンジを達成。強豪インドを2-0と破り、アフガニスタン史上初の国際タイトルを手にした。
準決勝で心停止を起こしたファルザド・グラム・アタイー選手も無事に復帰したアフガニスタンは、キックオフから間もない9分に先制。最終ラインからの縦パスから早い連携で崩し、ムスタファ・アザジャイがゴールを決めた。
さらに62分にはチェトリの決定的なシュートをGKが防いだところからカウンターを決める。長いボールから抜け出したエースのビラル・アリズーのシュートが弾かれたところをサンジャール・アハマディが拾ってループ。キーパーの頭上を抜いて追加点を決めた。
2003年大会から南アジア選手権に参加したアフガニスタンは、前回大会で初めてグループリーグ突破を果たし決勝に進出。そのときは敗北したものの、2年の時を経てようやくタイトルに手が届いた。
昨年からはTV番組の企画からアフガニスタン・プレミアリーグが創設され、さらに大会前には10年振りに国内で代表Aマッチを開催することにも成功。このところ、長らく続いた政情不安からの復興がすさまじいスピードで進んでいる。