12月6日、アフガニスタンの首都カブールにあるモスク(イスラム教の礼拝堂)で自爆テロ事件が発生。犠牲者は60人以上にのぼり、負傷者は160人を超える惨事となった。
その中に、現在南アジアサッカー選手権のためにインドを訪れているアフガニスタン代表選手ムスタファ・マダルの従兄弟4人が含まれていたことが明らかになった。マダルはかつて2008年にホームレス・ワールドカップに出場し、大会を制した経験を持っているMFである。
昨日開かれたブータン対アフガニスタンの試合途中、ハーフタイムにマダルがインタビューに答えている。
「私は四人の従兄弟を失った。彼らは若くて、13歳から14歳なんだ。この大会に来てとても幸せだったんだけど、悲しいニュースが飛び込んできてしまったよ…。でも、泣いて立ち止まっているわけには行かないんだ。我々は今チャンスが巡ってきているのだから、頂点に登らなければいけない」
「(得点の際に向かってきてくれたチームメイトに対して)皆が私のところにやってきてくれた。とても嬉しかった」
「僕が伝えたいメッセージは、こんな自爆テロは誰も助けてはいないということだ。子供も、女性も皆構わず殺していく。ただただ憎むべきものだよ…」
(筆:Qoly編集部 K)