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2011年12月6日(火) - ジャワハルラール・ネルー・スタジアム(デリー)
Maldives
3
2-1
1-0
1
Bangladesh
タリク
タリク
アシュファク
6'
17'
70'
得点者
30'


シャヘドゥル




開幕から2試合を引き分けで終えていたシード国モルディブ。しかし最終節はバングラデシュに対して3得点を奪取し、決勝トーナメント進出を決めた。

キックオフから間もない6分に先制。右サイドからウマイルのクロスが入り、フリーで待っていたタリクがファーポストでヘディング、ゴールに決めた。

さらに17分、また右サイドを基点として追加点をあげる。アシュファクがレズール、スジャンの二人を抜く強烈なドリブルを見せて折り返し。タリクが再びペナルティエリアでフリーになり、ゴールを陥れた。30分にはセットプレーから1点を失うも、後半に相手のミスを生かしてアシュファクが得点を追加。勝利を決定づけた。

とはいえ、試合の内容としてはそれほど良くはなかった。前半に得点を奪えたのは、アシュファクが右サイドを務めたことが鍵となった。勝利しなければいけないバングラデシュはバテン・コモルがほとんど守備をしない役割だった上、レズール、スジャンはスピードがなくアシュファクにとって障害にはならなかった。そのために右サイドで大きな優位に立ち、いきなりの2得点を奪うことが出来た。

しかしその後は決して褒められる展開ではなかった。マムン・ミアが左に移ってきたことで前半途中からアシュファクが封じられた。さらに、後半は守りに入ってアシュファクをワントップに変更したところ、彼にほとんどボールが入らなくなりバングラデシュの攻撃を一方的に受け、カウンターもほとんど出来ない状態が長く続いた。

終盤には一発のカウンターから相手の守備が自滅する場面が目立つようになり助かったものの、バングラデシュにもし決定力があったならば既に逆転されていてもおかしくない内容だった。

ということは、バングラデシュに足りなかったのは決定力と集中力の2つだけであったと言える。2点を取られてからすぐにレズールとマムン・ミアの位置を入れ替えた選択は非常に的確だった(欲を言えばもっと早くにやるべきだったのだろうが…)。スピードとフィジカルがあるマムン・ミアはアシュファクのマークだけでなく攻撃にも力を発揮した。

中盤より前の選手は機動力があり、精力的な仕掛けが効いていた。初先発となったミトゥンも攻撃の起点として多いに機能。波状攻撃を仕掛けてモルディブを押し込む場面は数多く訪れた。しかし、何度攻めても2点目が奪えず、決定力不足に泣いた。

順位表


(筆:Qoly編集部 K)

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