8大会連続でワールドカップ出場を決めた日本代表は、25日のサウジアラビア戦を0-0で引き分けた。
中東の雄であるサウジだが、今予選では低調で、ロベルト・マンチーニ監督を解任し、エルヴェ・ルナール監督を呼び戻すことになった。
サウジは今月のW杯予選で中国に1-0で勝利し、日本には引き分けた。
『Arab News』は「日本戦の結果はよかった。2試合で勝点4を獲得したのはいい結果だ。日本はすでに予選通過を決めていたとしても、アジアでは圧倒的に強いチーム」と伝えている。
そのうえで、「日本戦後、サウジ国内リーグで認められる外国人選手枠を10人に増やしたことが代表チームに悪影響を及ぼしたという反応がSNS上で多く寄せられた」とも指摘していた。
2034年W杯招致に成功したサウジは近年、政府系ファンドによる破格の投資をサッカー界に行ってきた。
クリスティアーノ・ロナウドら世界的スターを国内リーグに引き入れてきたが、外国人選手が増えたせいでサウジ代表選手のプレータイムが減少しているという問題もある(サウジ代表は大多数が国内でプレー)。
マンチーニ前監督も「中東の選手たちはサウジリーグでもっと活躍の場を見つける必要がある。招集した代表選手のうち20人は所属チームで常にベンチ要員になっている」とこぼしていたが、ファンの間でもその問題が再燃しつつあるようだ。
サウジは2勝4分2敗の勝点10で現在3位。6月のW杯予選最後の2試合ではバーレーン(勝点6)、オーストラリア(同13)と対戦する。