多くのスター選手を爆買いしているサウジアラビアリーグ。昨夏にマンチェスター・シティからアル・アハリに移籍したアルジェリア代表リヤド・マフレズも中東に新天地を求めた。
そうしたなか、彼の妻であるテイラー・ウォードさんがドキュメンタリー番組で涙ながらに語る様子が話題になっている。『Daily Mail』によれば、テイラーさんは、Prime Videoのドキュメンタリーシーズンに出演。(移籍が決まった当初)姉妹とサウジへの移住について話していた際には動揺から泣き崩れていたそう。
「選択の余地はない。みんなバラバラになる気がするし、とても大変で、人生が大きく変わってしまうわ。とてもつらい気がするし、できないこともある。嫌よ。別のことを話さなければいけないけれど、涙が止まらない。嫌、他に選択肢はない」
また、テイラーさんはサウジでの生活の現実が明らかになった後にパニックに陥ったこともあったとか。1歳半の娘とスイミングプールに行く際の格好についてホテルに尋ねた際にショックを受けたそう。
「嘘はつけない。昨日はパニックになってしまった。ホテルに電話で聞いたの。『赤ちゃんと一緒に行くんですが、プールの周りでは何を着るんですか』と。あそこはかなり保守的で、それなりの格好をしなければいけないことは知っていたから。
『赤ん坊と一緒の時はどんな格好がいいのかお聞きしたいんです。私が水に入る時は何か覆うものを着る必要がありますか』と聞いたの。そうしたらこんな感じだった。『あぁ、申し訳ありません。男性用のプールなんです』と。女性は使えないって。それでショックを受けて、ちょっと壊れてしまった。
それがとても愚かなのは分かっている。泳ぐのも髪を濡らすのも好きじゃないけれど、スペインに移住するのではないという現実を思い知らされた。生活様式が全く違う。リヤドに言われるまで、向こうでは飲酒ができないのも知らなかった」
サウジでカルチャーショックを受けたというタイラーさんは元プレミアリーグ選手であるアシュリー・ウォードの娘で、Instagramのフォロワー数が290万人近いインフルエンサーでもある。
同紙によれば、昨夏サウジに移籍したある選手の妻がショートパンツを履いていたためにショッピングセンターで小言を言われたこともあったそう。