アジア各地で行われている2026年ワールドカップに向けた最終予選。
25日には、現アジア王者のカタールがキルギスに1-3で敗れる波乱があった。
FIFAランク107位と格下のキルギスは、後半に退場者を出して数的不利になったカタール相手に金星を挙げた。
グループAは勝点20で首位のイランがW杯行き確定。一方、カタールは勝点10で現在4位、上位2位以内でのW杯ダイレクトインの可能性は潰えた(4位以内に入ればプレーオフ進出)。
今予選のカタールは8試合で21失点を喫しており、これはグループワースト。
「衝撃的な敗北」「8試合で21失点なんてありえるか」「最も楽な試合に負けた。W杯に直接進出する資格はない」「この結果でキルギスに負けたのは我々にとって恥」などと現地では批判されている。
試合後、ルイス・ガルシア監督は「技術的にもフィジカル的にも優れていたと思うし、相手のプレッシャーにもうまく対処できた。しかし、あの退場によってすべてがひっくり返ってしまった。(W杯)直接出場のチャンスを維持するために勝利を望んでいたが、結果は違った」とコメント。
なお、44歳の元スペイン代表FWであるルイス・ガルシアは、エスパニョール時代に中村俊輔とチームメイトだった人物。
カタール代表DFも退場で多くのことが変わってしまったとしつつ、マレーシア人主審の不当な判定もあったともこぼしていた。
2022年W杯で開催国だったカタールだが、3連敗で敗退する屈辱を味わった。6月に行われる今予選最後の2試合では、イラン、ウズベキスタンというグループ2強との対戦が待っている。