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2011年12月2日(金) - ジャワハルラール・ネルー・スタジアム(デリー)
Maldives
1
1-0
0-1
1
Nepal
アシュファク
45+1'
得点者
51'
サンディプ・ライ


大会第1日目のナイトゲームは、シード国であるモルディブが、多くのファンに後押しされたネパールに終始押し込まれる内容となった。しかし一瞬の守備の隙を突いてゴールを奪い、引き分けに持ち込んだ。

内容で言えば大敗してもおかしくない試合で勝ち点を拾ったと考えれば、モルディブはこの大会への相性の良さを発揮したとも言えるだろう。

応援団の声が大きく響くスタジアムの中、良いサッカーをやり通したのはネパール。アグレッシブなプレスと精力的な仕掛け、サイドに人数をかけてスピーディに攻撃を完成させた。特にB・グルン&カワズ&タマンの中盤は攻守に渡って好プレーを続け、R・シュレスタ、マハリャンも多くのチャンスを演出。守備ではシャンドが90%以上鉄壁のマークを見せていた。

しかし、上記の90%の残り、10%が失点に結びついてしまう。この試合で鍵になったのは、モルディブのスターFWアリ・アシュファクの抑え方である。彼は爆発的なスピードがあり、このレベルでは前を向かせたら誰も止められない。シャンドは試合開始直後に一度やられたものの、その後は「押し込んでいれば大体彼に入ってくる」と読んで密着。果敢なインターセプトと空中戦で彼を封じていた。

とはいえ、もちろんアシュファクも馬鹿ではない。徐々に右サイドに流れることを避けるようになり、左や中央にポジションを取り始めていた。そして前半ロスタイム、ついにマークに綻びが。ピッチ中央辺りでシャンドは反転についていけず突破を許し、強烈なミドルシュートを決められてしまう。完全に試合を支配していたネパールにとってはショッキングな失点だった。

後半になるとモルディブは、おそらくサイドの修正のため4-2-3-1への変更を決断。ハサン・アドゥハムをベンチに下げて、アシュファクを1トップに残し、タリクを左に。シャムウィールをボランチに移して、ファジールをトップ下に。そして交代出場のモハメド・フセインを右ウイングに配置。複雑な変更を行ってサイドの優位を奪おうとしていた。

だがネパールは右サイドを使う頻度を増やすなどして攻撃のペースを落とさず、試合の支配権を明け渡さなかった。ボールは繋がれるようになったが、むしろアシュファクが前線で孤立するためパスが入りにくく、守りやすくなった感すらあった。

51分には同点ゴールを奪取することに成功。タマンの左CKをサンディプ・ライがニアでヘディング。ゴールに決めて試合を振り出しに戻す。

しかし、この後なかなかチャンスを生かすことが出来なかった。途中出場の選手も活躍したものの、シュートが一向に枠を捉えることなく決定力を欠き、勝ち点2を取り損ねた格好で試合終了の笛を聞くこととなった。

順位表

(筆:Qoly編集部 K)

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