Pakistan
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1
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0-1
1-0 |
1
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Nepal
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イサーク(PK) |
49' |
得点者
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37' |
カワズ |
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グループリーグを締めくくる第3節、パキスタンとネパールの試合はお互いの良さが出る展開となり1-1のドローで終了。勝ち点を5に乗せたネパールは決勝トーナメント進出が決定。逆にパキスタンは3引き分けとなり、この直後に行われるモルディブ対バングラデシュの試合結果により敗退が決定した。
立ち上がりからペースを握ったのは、やはり今大会好調のネパールであった。今までと変わらず、速いパス回しと縦の展開、個々人の精力的な仕掛けとポジションチェンジによってアグレッシブなサッカーを繰り広げた。
守備が良い相手ということでなかなか大きなチャンスは生まれなかったものの、37分にセットプレーを生かして先制点を奪取。右からタマンがコーナーキックを蹴り、ニアで誰も触らずペナルティエリアでバウンド。守備の動きが止まったところでカワズがボレーを放ち、ゴールに叩き込んだ。
一方パキスタンは、この試合に対してそれなりの準備をしてきたことは見て取れたが、苦しい前半となった。今までの試合よりはラインが高く、ボールを奪ってからサイドでカウンターを仕掛けることをより強く意識していた。しかし右に流れて基点になろうとするパタンに周囲が合わず、ゴールにあまり近づけない状態。大きなピンチも少なかったが、その分チャンスもほとんどなかった。
そしていくら崩されていないとはいえ、このレベルの選手に常に集中力を保って全部弾き返すことは期待できない。その通り「事故」が起こり、セットプレーから隙を見せて失点してしまった。
しかし後半は反撃の糸口を掴む。機能しなかったパタンをベンチに下げて、DFのファイサルを投入。空いたワントップにはボランチのウラーを上げるという変則的な交代を行う。
このチェンジはパキスタンに好機をもたらした。ウラーはパタンとは違って中央と左を行き来するようなポジションを取り、フセイン・アバスとコンビネーションを作る。どちらかがサイドに流れれば中央に詰めるなど連携が良くなり、ゴール前で力を発揮できる場面が増加。そして後半開始直後、左サイドに流れたウラーがドリブルで仕掛けてチャンスをいきなり2度演出。その2回目がサンディプ・ライのファウルを誘い、ペナルティキックでの同点ゴールをもたらした。
だがその後は上手く得点に結びつけることが出来ず。終盤にはサダム・フセインをボランチに下ろして攻撃の枚数を増やしたものの、劇的な効果を表すことはなかった。
結局パキスタンは3試合を通して負けなし、失点も1だけであったが、逆に得点もPKでの1つのみ。守備力は明らかに高い。欧州の下部リーグでプレーしている選手が多いためか、他の国と比べるとボールウォッチャー癖が少なく安定しており、戦術的にもコンパクトで良くトレーニングされている。
しかし前節のレポートでも述べたとおり前線には何の魅力もなく、戦える選手ばかりが揃っていて点取り屋も司令塔も突破できるドリブラーもいない。守備という「強み」は見せたが、攻撃はパキスタンにとって大きな足かせとなってしまった。
余談であるが、61分にはリズワン・アシフとラビン・シュレスタが激しく頭部をぶつけ合い、救急車が出動。一時はリズワン・アシフに心臓マッサージが行われるなど会場は騒然となった。続報があれば後日お伝えする。
⇒順位表
(筆:Qoly編集部 K)
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