近年、アジアサッカー界を席巻している広州恒大。

圧倒的な資金力を武器に世界中からスター選手を獲得しており、国内リーグで五連覇を達成するだけでなく、2013年と2015年にはアジア王者にも輝いた。昨年末に行われたクラブワールドカップでもベスト4に進出している。

そんな広州恒大だが、21日にあるニュースを発表した。チームの主力であった元ブラジル代表FWエウケソンが上海上港へと移籍したというのだ。

2013年に広州恒大に加入したエウケソン。中国超級リーグでは2年連続の得点王に輝くなどゴールを量産し、在籍3シーズンで72試合に出場し59得点をあげた。昨年のACL決勝アル・アハリ戦でも得点を記録しており、チームのタイトル獲得に貢献している。

そんなエウケソンの去就については以前から不明瞭ではあったのだが、その移籍先が同じ中国リーグに所属する上海上港だったというのは現地でもやや驚きをもって伝えられているようだ。

エウケソンほどのストライカーであれば、広州恒大の覇権を脅かす存在になりうる。広州恒大としても海外クラブに売却した方が賢明であったという考え方もあるが、なぜライバルチームでもある上海上港に売却したのだろう。

公式サイトを見てみると、そこには驚愕の内容が書かれていた。

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