2月5日(金)に原宿のサッカー&カフェ「mf」で行われるトークイベント、『Talking About Football』の第37回についてご紹介します。


『 Talking About Football Vol.037 熊崎 敬 』

『 FCバルセロナ 』の「 MSN 」、メッシ・スアレス・ネイマール。

自分の持ち味を存分に発揮してのゴール量産、それぞれの個性をさらに輝かせてしまう抜群のコンビネーション、もしかするとサッカー史上で考えても最強のトリオかもしれません。

彼らの際立った個性、そして驚くほど早かった順応力、そのベースには少なからず「 南米大陸 」が関係していると思います。

そのチャンピオンを決めるコパ・アメリカ、地元チリの初優勝で幕を閉じた2015年大会を最初から最後まで、現地で取材をしたライターの人がいます。

サッカーライター  熊崎 敬

メッシ・スアレス・ネイマールの3人を、

「 ワールドクラスは得てして並び立たないものだが、この3人はそれぞれがソロに走ることなく、互いに呼吸を合わせることを心から楽しんでいる。 」

『 サッカーダイジェスト Web 』より

そう評する熊崎さんは、2014年ブラジルワールドカップでの南米のパッションに触れ、チリでのコパ・アメリカの現地取材を決めたのだそうです。

「 大会を振り返って思うのは、コパはワールドカップよりも面白い、ということだ。 」

『 サッカーダイジェスト Web 』より
「 コパ・アメリカは、そんな南米人の生き様を凝縮したお祭りだ。次々と敵が襲い掛かる中で、知恵と身体を駆使して問題を解決する。

それが彼らのフットボール。一つひとつのプレーに、厳しい現実をどう生き抜くかという人生観が滲み出る。 」


『 サッカーダイジェスト Web 』より

そんなコパ・アメリカの取材は、フットボール以外の喜びも。

「 チリを旅していちばん嬉しかったのは、試合よりも人情味にあふれた人々と毎日のように出会えたことだ。

これは間違いなく試合以上の思い出になると思う。

コンセプシオンで仲良くなったコロンビア人一家にはボゴタに招待され、決勝前に知り合ったアルゼンチン人には “ アンデスを越えて、メンドーサのウチに遊びに来い ” と誘われた。

こんなことが当たり前のように起きるのも、コパならでは。

大会後の休息をボゴタで過ごすか、メンドーサで過ごすか。

コパが与えてくれた贅沢な悩みである。 」


『 サッカーダイジェスト Web 』より

そして、熊崎さんは大会終了後、アンデス山脈をバスで越えてアルゼンチンに入り、フェリーに乗り継ぎウルグアイへ。

そこでの壮絶なアマチュアの試合で触れた、南米フットボールの真髄。

「 ウルグアイは球際に滅法強い。球際の激しさでは世界一ではないだろうか。

この国が球際に強いのは、球際に生きるしかないからだ。 」


『 サッカーダイジェスト Web 』より
「 プロになって初めてプロ意識を学ぶのではなく、アマチュアの頃から、ピッチに立つことの意味を自然と彼らは学んでいる。 」

『 サッカーダイジェスト Web 』より

今回は、「 コパ・アメリカ 」チリ大会での各チームや選手について、現地で感じた南米フットボール、南米選手ならではの強みについて、訪れたことのある南米各国でのエピソードについて、など、たっぷり語っていただこうと思います。

今年は6月に、コパ・アメリカの100周年記念大会が開催されます。

その前にぜひ、熊崎さんが現地でゲームを見ながら旅して触れた 「 南米フットボール 」 の魅力を感じてみてください。

[開催概要]

開催日時: 2016年2月5日(金) 20:00 KickOff

開催場所: futbol&cafe mf
東京都渋谷区神宮前3-18-12

参加費: 2,000円(ワンドリンク付き)

*当イベントは予約制となっております。
03-3401-5600 もしくは mail@mf-tokyo.comまで、①お名前 ②申込人数 ③電話番号 をご連絡ください。


[熊崎敬 プロフィール]

1971年生まれ。岐阜県出身。「週間サッカーダイジェスト」を経て、フリーランスに。

主な著書『日本サッカーはなぜシュートを撃たないのか?』『JAPANサッカーに明日はあるか』(共に文藝春秋)など

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい