『Sky Sports』や『ANSA』など各メディアは、「イタリア財務警察は、セリエAとセリエBの35クラブに1200万ユーロの脱税があるという申し立てを調査している」と報じた。
容疑者についてはこの35クラブの関係者やマネージャー、選手、エージェントなどを含めた64名で、税金の取り引きを逃れるために架空の選手取り引きを行ったように書類を偽造したという疑いがかかっている。
捜査についてはナポリ検察庁の副検事ヴィンチェンツォ・ピッシテッリ、検察官ステーファノ・カプアーノ、ヴィンチェンツ・ラニエリ、ダニーロ・デ・シモーネらによって主導されているという。
捜査対象の中にはACミラン、ラツィオ、ナポリなどのビッグクラブが含まれており、アドリアーノ・ガッリアーニ(ミラン副会長)、アウレリオ・デ・ラウレンティス(ナポリ会長)、クラウディオ・ロティート(ラツィオ会長)も入っている。
また、選手としてエセキエル・ラベッシ(PSG)、エルナン・クレスポ(現モデナ監督)らがその中に含まれているようだ。
なお、アドリアーノ・ガッリアーニ氏はクラブの公式サイトで「この話は全く根拠のないものだ」と答えており、ラツィオ、ナポリも今のところは容疑を否定している。
財務警察は既にミランのオフィスなどを捜索したと報じられており、今後どのような進展があるのか注目されるところだ。