『Daily Mail』は「チェルシーからレディングに貸し出されているブラジルU-23代表FWルーカス・ピアゾンに対する出頭命令が撤回された」と報じた。
ルーカス・ピアゾンは1994年生まれの22歳。2012年1月にサンパウロからチェルシーに引き抜かれ、その後マラガ、フィテッセ、フランクフルト、そしてレディングへと貸し出されている。
彼は昨年7月に行われたパン・アメリカン・ゲームズにブラジル代表の一員として参加していたが、3位決定戦が行われた7月25日の深夜に婦女暴行を行ったとして10月にトロント警察から逮捕状が出されていた。
事件の内容はナイトクラブで出会った21歳の女性の寝室に侵入し性的暴行を行ったというものであり、共犯と考えられていたチームメイトのアンドレイとともに出頭が命ぜられている。
しかし、その後の捜査によってルーカス・ピアゾンについては事件に関与していないことが明らかとなり、火曜日の朝に逮捕状が取り下げられることになった。
ルーカス・ピアゾンの弁護士は「不用意にサッカースターの評判を傷つけた」としてトロント警察の捜査を批判している。
なお、ともに逮捕状が出されていたアンドレイ(現ボタフォゴ)については、まだ取り下げには至っていないとのことだ。