『ESPN』は「かつてレアル・マドリーで活躍した元スペイン代表FWラウール・ゴンサレスは、ジネディーヌ・ジダン監督の成功を祈った」と報じた。
2006年までレアル・マドリーでプレーした後、シャルケ04、アル・サッド、ニューヨーク・コスモスと移籍し、昨年現役を引退したラウール。
現在はニューヨークでの生活を続けており、北米方面でリーガ・エスパニョーラの知名度を高めるためアンバサダーとしての役割を与えられている。
彼は先月レアル・マドリーの指揮を任せられたかつての同僚ジネディーヌ・ジダンについて『AS』の取材に応え、クラブの忍耐不足をちくりと指摘しつつ、盟友の成功を祈った。
ラウール・ゴンサレス
(リーガ・エスパニョーラ 北米アンバサダ-)
「私は数ヶ月前、ジダンとともにいた。そして、彼が今ああしていることにとても満足しているんだ。
彼は本当にカスティージャでの指揮に打ち込んでいた。2年目のスタートという時点でね。
ジダンのメッセージは、選手に届くだろう。彼はワールドクラスの選手だったのだ。
彼がプレーしてきたもの、やってきたもの、勝ち取ってきたもの――私は、彼がメッセージをチームに送る方法を知っていると思う。傑出したクオリティでね。
ファンが何を望んでいるかを、彼は理解している。したがって、今季ハッピーエンドを迎えられるという夢を見てはいけないはずがない。
もしそうならなかったとしても、彼は時間を得るべきだし、来季にはそれらが実を結んでくるだろう。彼が仕事を全てこなせるようにね」
「(レアル・マドリーの成功が不安定なのは?)
私は、フットボールにおいて基本的なものは『忍耐』だと思っている。
時に、忍耐がそこにない場合には、非常に難しい状況となる。誰もがはっきりとしたアイデアと、それを実現させるための経路を持っていなければならないんだ。
プロジェクトというのは、2~3年動いて行くものだからね。
しかし、これはレアル・マドリーだ。そして、時に忍耐が欠けてしまう。
ラファ・ベニテスに対してもそう言ったように、私はジダンもうまくやってくれることを望んでいるよ。
なぜなら、トロフィーを勝ち取ることこそが、誰もがレアル・マドリーに求めているものだからね」