22日、FAカップの5回戦で3部シュルーズベリー・タウンと対戦したマンチェスター・ユナイテッド。
先週行われたUEFAヨーロッパリーグのFCミッテュラン戦で1-2と敗れていたことから、仮にこの試合で黒星を喫すればルイス・ファン・ハール監督の解任も噂されていたのだが、アウェイで0-3と勝利し見事準々決勝に駒を進めている。
We have played as a TEAM, next round pic.twitter.com/IemJrabCes
— Ander Herrera (@AnderHerrera) 2016, 2月 22
そんなこの試合で2点目のゴールをあげたのは、フアン・マタだった。
この試合で先発出場を果たしたマタは前半アディショナルタイム、相手GKの前に壁を作るという頭脳的なフリーキックでゴールをあげ貴重な追加点を奪い、見事勝利に貢献。
怪我人が続出するなかでもしっかり好パフォーマンスを披露したマタだが、試合前にもグッドガイであるところを見せた。
.@juanmata8 misses a pre-match high five with a young fan but doesn't leave him hanging for long... pic.twitter.com/o9uDxlrEyi
— BT Sport Football (@btsportfootball) 2016, 2月 22
スタジアムでウォーミングアップを行ったユナイテッドの選手たちは、ロッカールームへと引き上げるところだった。この時ピッチ脇には2人の子供がおり、ピッチを後にする選手たちとハイタッチする機会が設けられていたようだ。
クリス・スモーリングやダレイ・ブリントといった選手が少年たちとタッチしロッカールームへと向かうのだが、なぜかその中にマタの姿が見当たらなかった。ウォーミングをアップを早めに切り上げていたのだろうか。
しかし次の瞬間、選手用通路の方からマタが現れ少年たちとタッチ!試合直前ということで集中していたはずだが、わざわざキッズのためにピッチ脇へと戻ってきたのだ。
3部に在籍するシュルーズベリー・タウンのファンにとって、ユナイテッドの選手たちはTVでしか見たことのないような存在であるはずだ。それだけに憧れの選手たちと触れ合うことができることを楽しみにしていたに違いないが、そうした少年たちの想いを汲みとったマタのナイスな心意気だった。