サッカーという競技においてGKというポジションは特殊である。
その理由は様々あるが、やはり「ポジションが一つであるゆえピッチに立てる選手が1人しかない」という要素は他のポジションとは大きく異なる。
失点に直結するポジションであることからDFラインとの連携も重要であり、試合に応じて選手を入れ替えるということはあまりない。「正GK」という言葉は、こうした前提から生まれたものである。
しかし、そんなセオリーがありながらも、GKをターンオーバーしているチームがヨーロッパにもある。
今回は、2015-16シーズンの欧州5大リーグの中で、複数のGKを起用しているチームをご紹介しよう。
※「ターンオーバー」という言葉の定義が曖昧だが、今回は「複数のGKに対して比較的均等に出番を与えている」ケースを探す
※データは『transfermarkt』参照
※2016年3月8日現在
バルセロナ(ESP)
#1 マーク=アンドレ・テア・シュテーゲン
FC Barcelonaさんの投稿 2016年2月9日
リーガ・エスパニョーラ:4試合出場
コパ・デル・レイ:6試合出場
UEFAチャンピオンズリーグ:7試合出場
スーペル・コパ:1試合出場
UEFAスーパーカップ:1試合出場
※総プレー時間:1740分
#13 クラウディオ・ブラボ
[PHOTOS | FOTOS]The other side of Barça v Sevilla in La Liga http://ow.ly/YV4uBLes imatges més curioses del triomf...
FC Barcelonaさんの投稿 2016年3月1日
リーガ・エスパニョーラ:24試合出場
スーペル・コパ:1試合出場
クラブワールドカップ:2試合出場
※総プレー時間:2430分
昨シーズン、見事「三冠」を達成したバルセロナ。チームには代表クラスの2人のGKがいたが、ルイス・エンリケ監督が選択したのは「コンペティションによる使い分け」だった。リーグ戦ではブラボを起用し、コパ・デル・レイとCLではテア・シュテーゲンをメインで使った。今季も基本的にはその路線を継続しており、ホーム&アウェイのスーペル・コパでは両者に出場機会を与えた。