15日、PSVとのCLラウンド16、2ndレグを戦ったアトレティコ・マドリー。

120分を戦っても決着はつかずPK戦でも8人目まで進むなど稀に見る接戦となったが、8-7で勝利し3シーズン連続でベスト8進出を決めている。

PSVからゴールこそ奪えなかったが、この日もアトレティコの強固な守備は健在だった。

29試合を終えたリーガでの失点数はわずかに12であり、8試合を戦ったCLでもこれまで3つしか得点を許していない。

そんなアトレティコの守備の秘訣はハードワークにあるのだが、試合後、テレビに表示されたスタッツの中に目を疑うデータがあった。UEFAが発行している『Team Statistics』というファイルからご紹介しよう。


赤い丸にご注目。

ここには両チームの走行距離が記されているのだが、アトレティコの数値は158.742kmとなっている。

120分の試合であったとはいえ、160km近い走行距離を記録するなんて前代未聞である。

アトレティコは昨年のベスト16レヴァークーゼンでもチーム全体で150km近い距離を走っていたのだが、今回はそれを遥かに凌駕する数値である。

参考までに、同じく延長戦を戦った2013-14シーズンの決勝では、レアル・マドリーが147.44km、アトレティコ・マドリーが148.096kmの走行距離を記録している。

152kmを走ったPSVも立派だが、アトレティコのこの数値はおそらくCL史上最多の走行距離であるはずだ。

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