15日、PSVとのCLラウンド16、2ndレグを戦ったアトレティコ・マドリー。
120分を戦っても決着はつかずPK戦でも8人目まで進むなど稀に見る接戦となったが、8-7で勝利し3シーズン連続でベスト8進出を決めている。
. @Simeone: "El espectáculo de las tribunas fue tremendo. Y no vamos a dejar de creer, eso seguro". #AúpaAtleti #UCL pic.twitter.com/GhBhIZcdNm
— Atlético de Madrid (@Atleti) 2016年3月15日
PSVからゴールこそ奪えなかったが、この日もアトレティコの強固な守備は健在だった。
29試合を終えたリーガでの失点数はわずかに12であり、8試合を戦ったCLでもこれまで3つしか得点を許していない。
そんなアトレティコの守備の秘訣はハードワークにあるのだが、試合後、テレビに表示されたスタッツの中に目を疑うデータがあった。UEFAが発行している『Team Statistics』というファイルからご紹介しよう。
赤い丸にご注目。
ここには両チームの走行距離が記されているのだが、アトレティコの数値は158.742kmとなっている。
120分の試合であったとはいえ、160km近い走行距離を記録するなんて前代未聞である。
アトレティコは昨年のベスト16レヴァークーゼンでもチーム全体で150km近い距離を走っていたのだが、今回はそれを遥かに凌駕する数値である。
参考までに、同じく延長戦を戦った2013-14シーズンの決勝では、レアル・マドリーが147.44km、アトレティコ・マドリーが148.096kmの走行距離を記録している。
152kmを走ったPSVも立派だが、アトレティコのこの数値はおそらくCL史上最多の走行距離であるはずだ。