リオ五輪を今夏に控えるU-23日本代表は現地時間25日、遠征先のポルトガル・リスボンでU-23メキシコ代表と対戦した。

手倉森誠監督は1月のAFC U-23選手権で左サイドを務めた中島翔哉をトップ下、右サイドを務めた南野拓実を左サイドに配置した4-2-3-1の布陣を試すが、これがものの見事に的中する。

開始2分、メキシコの自陣でのパスを南野がインターセプトし、これが中島の足元へ。中島は強気の仕掛けから左足を振り抜くと、シュートは相手に当たり、そのままGKの頭上を超えてネットを揺らす！

さらに33分、主将・遠藤航が中央でボールを奪い、トップ下の中島へ。中島が相手陣内まで侵入し1トップの久保裕也へ縦パスを送ると、久保はこれを絶妙なヒールで落とし、事前に走り込んでいた南野が右足で冷静に決めた。

後半、日本はメンバーを次々に投入し、布陣や配置を目まぐるしく変更するなかでメキシコに押し込まれ、マルコ・ブエノのゴールで1点を返される。しかし、AFC U-23選手権を負傷で逃した中村航輔の好セーブもあり、前半の2点を最後まで守り切った。

ボール奪取から手数をかけずに攻撃する、まさに手倉森監督が思い描くサッカーで、北中米カリブ海王者＆ロンドン大会金メダルの強敵相手に価値ある勝利を収めている。

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