『Sportskeeda』は「ブラジル1部リーグのサントスは、バルセロナのFWネイマールに対して6ヶ月の出場停止処分を言い渡すよう求めている」と報じた。
2013年にサントスからバルセロナへと移籍したネイマール。その際の移籍金は5700万ユーロ(およそ72.5億円)であったと公表されている。
しかしその際に支払われた額はそれよりもかなり大きいものだったと考えられている。全てを含めれば8620万ユーロ(およそ109.6億円)が動き、そのうち4000万ユーロ(およそ50.9億円)ほどがネイマールの父の会社に入っているという。
問題になっているのは、税金の支払いに関するものと、ネイマールの保有権保持者に対する利益の分配をごまかしていたのではないかという点だ。
表向きには安い価格で売ったように見せかけ、保有権を一部所有する投資会社やサントスは被害を被ったという形である。
そして今回『O Globo』が伝えたところによれば、古巣でもあるサントスが求めている処分は、「ネイマールの半年出場停止」という相当に厳しいものであるとのこと。
これはFIFAによる移籍取り引きの規約第17条に則ったものであり、最大の罰則が6ヶ月の出場停止処分と書かれているため、不当な要求ではない。
なお、その他にもサントスは5500万ユーロ(およそ69.9億円)の損害賠償を求めているとのことだ。
ネイマールはかつて自分が子供の頃から育ってきた愛するクラブから出場停止を求められるという厳しい立場に置かれている。